うつの「痛み」の症状について。うつ病は痛くもかゆくもないというのは嘘。

うつは心の問題なので「痛くも痒くもない」と思ったら大間違い。

 

でも、うつの症状って人それぞれですよね。

 

 

だから、自分の症状のなかで、

「うつ」の症状に当てはまらないものがあるからといって、

自分が「うつ」ではないと決めつけるのも何だかなと思います。

 

 

目次

自覚しにくいうつの症状

私は、一人暮らしで引きこもっていた頃(うつになりかけの頃)、

よくネットで「うつの症状」について検索していました。

自分はうつなのか、そうでないのかが気になって。

 

でも、うつというのは風邪のように急に症状が現れるものではないので、

自分の症状を自覚しにくいのです。

徐々に進行していくので、「はいここからがうつです!」という境がない。

だから自己診断が難しい。

 

 

自分がどの程度「憂うつ」なのかなんて、分からなくなるんです。

「憂うつな状態が続いてると言っても、普段からこんな感じだしなぁ。生きてりゃこれくらい苦しくて当然だよな。」

なんて思えたりして。

 

結局のところ、「うつ」なのか、「若干うつ気味」なのか、

それとも別の病気なのか何なのか、最終的に診断できるのは医者さんなんですね。

だから、気になったら受診してみるのが一番良いのです。

 

 

例えばうつの症状として、「好きだった趣味などをする気がなくなる、楽しめなくなる」というのがよく挙げられますが、

私はそうではありませんでした。

 

むしろ好きなことしか出来ない。

という状態でした。

 

何をしていたかというと、ひたすら小説を書いていました。

座卓に座り込んで、延々と。

ただただ苦痛から逃れるために、現実への絶望から逃避するために。

それはそれで素晴らしい経験で、ある意味「楽しい」時間でもありました。

気付けば160,000字を超える大作(?)になっていました。

芸術家がなぜ精神を病みやすいのか、いや、半ば病んでいるからこそ創造に情熱を傾けられるのか、

腑に落ちる気がしました。

 

その他にも、作詞作曲をしたり、絵を描いたり、創作活動にいそしんでいて傍目には楽しそうだったかもしれません。

 

でも、心の裏側は絶望しきっていました。

 

趣味の創作をやめると本当に「心」が死んでしまうというギリギリの状態だったのです。

まさに命をかけて創作していたのでした。

そんな風に、ある意味では意欲的でいきいきとしていたので、

「こんなに好きなことに打ち込めているのだから、”うつ”という状態からは程遠いのでは?」

と高をくくっていました。

 

 

今思えば、あの頃は少しずつグレーゾーンから「うつ」へ足を踏み込み始めている頃だったかもしれません。

あの頃の私は「うつ」なのか、「うつではない」のか、どちらかしか考えられなかったのですが、

物事は0か100では決めつけられないものだと、今なら分かります。

 

私を襲ったうつの「痛み」の症状

うつには「痛み」があることがあります。

 

「うつは精神的なものなので、身体は痛くもかゆくもない」

という誤解があるかもしれませんが、痛いです。 

私は痛かったです。

「胸」と、そして「皮膚」が。

 

健常者でも、失恋や身内の不幸など、

強い悲しみやストレスを感じると、胸に強い痛みを感じることがあると思います。

 

その痛みが四六時中襲ってきている感じです。

 

 

もうひとつの「皮膚」の痛み。

これは「他人の視線」を感じることによる痛みに似ています。

 

「周囲の視線が痛い」なんて表現をするように、

周囲に白い目で見られたり、ネガティブな理由で注目を集めたりすると、

ピリピリ、チクチクと皮ふに痛みが走る感覚を覚えませんか?

 

あれの1000倍痛い感じ。

千本の針で全身の皮膚をいっぺんに擦られているように痛んでいました。

一人でいる時ですら、世界中の人間に自分が生きていることを責められているような気がして。

家族からさえ、「こいつには生きている価値がない」と思われていると思い込んで。

そんな気持ちとともに、感覚が過敏になるのだと思います。

その痛みが起きているあいだずっと続くので、そりゃ気が滅入ります。

 

 

「うつ」が悪くなっていって、

この「皮膚を刺す痛み」と「胸の痛み」がどかんと同時に激しくなる瞬間が何度かありました。

 

きっかけは、必ずしもネガティブな出来事ではありません。

家族についての喜ばしいニュースや、自分とは直接関係のない誰かの会話なんかが引き金になります。


 

それがやってくれば、

それはもう「死のう」と思うような地獄の痛みです。

 

激しい胸の痛みのせいで、息を吸ったり吐いたりすることがうまくできなくなります。

「息をしない方がまし」

「もう息をすることをやめたい」

と思うほどの苦しみが襲います。

 

それと同時に、皮ふを100本のナイフが貫くような痛みが走ります。

痛みから逃れたいという衝動のままに、本物の包丁を身体のどこかしらに思いっきり突き立てたくなります。

そうすることで痛みを紛らわしたくなるのです。

(その時はリビングに家族がいたので思いとどまりました。)

 

 

心の痛みが物理的な痛みとなって身体にあらわれる。

 

そこから逃れようと、「死」を求めてしまう。

 

 

うつの痛みは危険な症状なので、対策しよう

だから、

「うつなんて、どこも痛くも痒くもないんでしょ?」

と誤解されては困るのです。

 

うつの痛みをなめてもらっては困るのです。

うつの「痛み」が最悪のピークに達した時には、手遅れになるかもしれないから。

 

 

痛みは徐々に悪化していくので、自覚しにくいです。

痛いのが当たり前になっていきます。

「生きる痛みってこんなもん」と思ってしまいます。

 

当時の私も、

「別にお腹が痛いとか頭が痛いとかじゃないんだから、甘えてはいけない」

という気持ちがありました。

 

治った今振り返ると、

あれは異常な痛みがある状態だったと思います。

 

だから、早めに(お医者さんに行って)抗うつ薬を飲んで症状を緩和し、

心を休ませることが大事です。

 

「身体を」休ませるだけではいけません。

「心を」休ませましょう。

 

かつての私のように、趣味で現実逃避するだけでは解決しないこともあります。

 

絶望の根っこを探り当て、苦しみの種から摘んでいくのです。

二度と「うつ」という悲しみの花が咲かないように。

 

一緒にやっていきましょう。

 


 


このブログでは、私がうつを緩和し根治させた方法を紹介しています。


このブログの運営者

生きづらさを解消し、幸せに生きる考え方・うつ病の治し方をお伝えしています。
過去にうつ病になり、自分の考え方を変えて完治させた経験があります。

MBTI診断でいう典型的なINFP人間。
モットーは「自分の幸せを第一に生きる」。
現在会社員をやりながらADHDの夫と暮らしています。

目次