【嫉妬心を消す方法】他人への嫉妬で苦しんでいるなら、まず自分の負けを認めるところから始めよう

嫉妬に悩んでいませんか。
「嫉妬しない人になりたい」と思いませんか?

実は、嫉妬心を解消していく「考え方」というのがあります。


「あの子を見るともやもやする」
「あいつを見るといらいらする」

こういうときに、この考え方をすると、心がすっと軽く、晴れやかになります。
その方法とは、「自分が相手に負けている面」を認めること。

負けを認めるなんて、逆に嫌な気分になりそう…と思うなら、騙されたと思ってこれからお伝えする考え方を実践してみてほしい。


私も他人を見て嫉妬心で「もやもや~…」とすることがありますが、
この考え方に切り替えると、心のどす黒い部分がすーっと晴れていきます。

そして、嫉妬のエネルギーを正しい方向の努力へ向けることが出来るようになります。


この記事で、嫉妬心のない、晴れた青空のような心になりませんか。

目次

嫉妬心を解消する方法は「負けを認める」

嫉妬が生じるのは、現実を受け入れられていないから

嫉妬でもやもやしたり苦しいというのは、

現状を受け入れられていない
つまり「自分にとって受け入れ難いことが起きている」ということです。


だから、心がもやもやしたら
自分は何を受け入れられないのか?」を考えてみましょう。
そして、その「受け入れられないこと」を、受け入れてみる。



例えば、

「俺よりもAの方が大きな会社に就職した」
「Bちゃんはあざとくて私よりも男にモテている」

などという嫉妬心に悩まされているとします。


 

この「なんで私じゃなくてあの人が」という嫉妬がなぜ生じるかというと、

あの人には私が欲しい物を手に入れる力があったけど、自分にはその力がなかったという現実を受け入れていないからなのです。

つまり、どこかで
「あの子がそんな高いレベルなわけない」とか
「自分にも手に入れられたかもしれないのに」という、
現実を否定する気持ちがあるのです。


相手が持っているもの、自分が持っていないものを受け容れる

こういう場合、自分が手に入れられなかったこと、できなかったことを素直に認めてみます。
そして、相手にはそれをする力があった、ということも認めます。

なぜなら、それが事実だから。


例えば、さっきの例で言うなら

「あざとい子がモテるのは事実なんだな。あの子は男受けする振る舞いが上手で、私は下手なんだな。」
「あいつには、俺とは違って大企業の面接を突破する力があったんだな」

ということを認めるのです。


この、「自分に無いものと相手にあるものを認め、受け入れる」瞬間というのは、心に痛みが走ります。

今まで直視したくなかった現実だからです。

この時に必要なのは、「プライドをへし折られる勇気」です。
それが持てるか持てないかで、現状を変えられるかどうかが決まります。


頑張って何度も自分に言い聞かせてください。
「私は○○という点であの子に負けているんだ」
「あの人は私にないものを持っていたんだ」
という風に。


次第に、
「そうだよなぁ」と、心が納得してきます
意地を張っていた心が「諦め」を知って、心の緊張がゆるんでいきます。


そして最後には、ちょっとした脱力感に陥ります。

「そっか、負けていたんだなぁ…」と。



ただし、1つ注意があります。
あくまで「認める」のは、「客観的な事実の範囲内」にすること。

「俺はあいつとは違って負け犬だ」とか、
「自分はあの子よりも女としての価値が低い」
などといった、「あなたの主観」や「あなたの解釈」を入れないように注意してください。


あくまで「客観的な事実」をベースに。


「あの子にはかっこいい彼氏/かわいい彼女がいる」という事実があるのなら、
「あの子はかっこいい彼氏/かわいい彼女を手に入れる力があった」ことを認めるのです。それは事実ですから。

でも、その事実をもとに「あの子の方が私より可愛い・価値がある」とか思わないでください。
「可愛い」や「人の価値」の定義は人によって違うからです。

負けを認めると、正しい問題解決の道が見える

現実を受け入れると、気持ちが落ち着き、物事を客観的に見ることができるようになります。

「そうか、自分にはこれが足りないのか。」と、はっきりと問題点が見えてきます


そして、「人と比較してもやもやするだけ」のレベルを超えて、

「じゃあ自分が幸せになるにはどうしよう?」と考える次のステップに登れます。

さっきの例だと、
「俺は大企業には入れなかった。それなら、大企業の就職では得られない幸せを手に入れたい。今の会社で自分に何ができるだろう?」とか、
「転職活動をした方が良いか。その場合、自分はやはり大企業に入りたいのか、それとも?」

「私も異性を引き付ける(あざとい)振る舞いを身につけよう」もしくは「私は私で、自分が思う女らしさを追求しよう」


というのを自分なりに考えて、嫉妬を超えて、「現状」から脱する行動に移っていくことができます。



嫉妬心から生まれた問題を解消する方法は、その人にとっての幸せとは何か、によって違います。
自分にとっての幸せが何なのかを深く考えてみましょう。

・今求めている幸せのために、あの人と同じような力を身につける
・今まで目指していた形とは違う幸せを追求する
・自分の至らない点をも尊重し、現状を受け容れる

など、アプローチは色々あります。


嫉妬を解消した具体例

私を苦しめてきた嫉妬も、いろいろあります。
それらの嫉妬を解消した方法をご紹介します。

〇 美人がもてはやされているのを見ると「性格が良いとも限らないのに、外見で判断されるなんて…」ともやもやする。

 →ステップ①:美人がモテるという現実、そして自分はそうじゃないことを認める。
 →ステップ②:美人でもない自分が幸せになるには?と考える。
 →ステップ③:外見に気を遣い、自分の体形が一番映える服装を研究し尽くす。自己肯定感を身につける。
 →「自分には自分だけの良さがある」と自信が付き、自分と他人を比較してモヤモヤしなくなる。


〇 彼氏がいなかったので、彼氏がいる人に嫉妬する

 →ステップ①:彼氏がいる子たちと違って、彼氏を作る力がない自分を認める
 →ステップ②:彼氏ができない今の自分が幸せになるには?
 →ステップ③:「他人に幸せにしてもらおう」というマインドを改める。外見を改める努力をし、自己肯定感を上げる。
 →彼氏がいない状態でも幸せに過ごせるようになり、その結果彼氏ができた。


嫉妬は、幸せへのチャンス

今回お伝えしたのは、
嫉妬を解消するには、自分の”負け”を認めること」というお話でした。



嫉妬が芽生えるのは、相手のせいではなく、自分が原因です。
人は「嫉妬の種」を心の中に持っています。
コンプレックスとか、劣等感とか、プライドとか。
その種が心の中にある限り、心は苦しみ続けます。


本当は、嫉妬したって良いんですよ。それが人間だもの。

嫉妬するということは、向上心があるということです。

「自分はクズで最低人間でいいわ~」
とヘラヘラと思っているような人は、嫉妬なんてしません。



でも、嫉妬ってすごく苦しい
だから、今回の記事の通りに嫉妬をすーっと解消しましょう。


そして、青空のように晴れやかになった心で、今よりももっと幸せになりましょう。


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このブログの運営者

生きづらさを解消し、幸せに生きる考え方・うつ病の治し方をお伝えしています。
過去にうつ病になり、自分の考え方を変えて完治させた経験があります。

MBTI診断でいう典型的なINFP人間。
モットーは「自分の幸せを第一に生きる」。
現在会社員をやりながらADHDの夫と暮らしています。

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