INFPは病みやすく、うつになりやすい?病まない方法3つ

誰かが自殺したニュースを見ると、
自分もそうなってたかもしれない、と思ってしまう。

生粋のINFP型人間なら分かるかと思うが、私たちは非常に病みやすい。

私たちは、不幸や悲しみを、必ずしも悪いものだとは思っていない。

むしろどこか「美しい」と思ってすらいる。

私たちINFPは、どこまでも深い感情の海に沈んでいくことができる。

そして時に這い上がれなくなる。

どうすればINFPは心の健康を保ったまま生きられるのか?

私はここに、自分が見つけた答えを記したいと思う。

目次

1.現実を見つめ、現実を許す

私たちINFPは、

常に心身の半分くらいを「非現実の世界」に浸しながら生きている。


現実のどんな世界よりも、

「自分の心の中の世界(理想郷)」の方が美しいと感じている。だから、INFPは他のどのタイプよりも現実に絶望しやすい。

現実社会は、彼らの美的感覚と比べてあまりに「美しくない」からだ。



それでいて、現実世界には彼らの内心の世界を凌駕する圧倒的な力がある。

その理想と現実のギャップに、心はガタガタと音を立てて崩れていく。



そんなINFPが現実で幸せにやっていくには、ある程度「鈍くなる」しかない。

尖ったセンスを和らげて、現実を認め、「許す」心の余裕が必要だ。



そうは言っても簡単にできるものではない。

だからまずは、出家した気分で田舎や山に籠もってみるのだ。

(家の中に籠もるでも良いが、花や草木を飾るなど、できたら「自然」を感じられた方がいい。)



現実から距離を置くことで、「許せる」余裕が出てくる。


薄汚れた人間の思考を、行動を、人間の造形物を、歴史を、

それらの存在を「そういうものなのだ」と許してみるのだ。



さらには、

自分自身の顔を身体を、存在を、

彼ら彼女らの存在を、

この街を、

灰色の空を、

「そこにいてもいいよ」と許してみる。



好きになれなくてもいい。

善いと思えなくてもいい。


そういうものなのだと、

受け入れるしかしょうがないのだと、

世界のあり方を認めるだけでいい。




最後に「自分自身」という現実の存在を許したとき、

あなたは「自らに許された」という無敵の感覚を得るだろう。



2.機械的な習慣をつけ、考えない時間を作る

INFPが苦手なことの典型例が、

毎週決まった曜日の朝にゴミを出すことだ。



私たちは常に「感情」や「気分」を優先させてしまう。



「やるべきかどうか」で行動するのが苦手で、

「やりたいかどうか」が決め手になる。




明日の朝、ゴミを出さなければならないけれども、

「そういうルールだから」

「皆がそうすることになってるから」

というだけでは動けないのだ。




「でも、それって今の今、必要不可欠なこと?いや、そうでもない」

と思って、ついついゴミを溜めてしまう。




日常の細々したことに、INFPは意味を見いだせない。

そんなことよりも自分の世界に耽っている方が幸せだと思っている。



だけど、意味を見いだせないことを、試しにやってみよう。


例えば毎朝布団をたたむとか、

請求書が来たらすぐに公共料金を支払うとか、

柔軟剤が切れそうだったら買ってくるとか、




「別に関係ないじゃん、そんなの今やってもやらなくても」と思うことを

あえてやってみよう。

すると、意外にも気分が晴れ晴れする。

そして、それらが習慣になると、何故か幸福度が上がる。

どんよりしていた心が前向きになっていく。





家事を例に挙げたが他にも

筋トレとか事務作業とか、



そういう「無味乾燥」で「なんの想像力の余地もない」と思える行為が、

意外にもメンタルを押し上げてくれる。




要はINFPは、思考や感覚に浸りすぎて脳の使い方のバランスを欠いているのである。

だから、ある程度「考えない時間」を設けた方が良いのだ。



考えずに、機械的に体を動かすこと。

一度続けてやってみてほしい。


生活リズムが整うという面では会社員になることはメリットがある

別にINFPは画家か作家かミュージシャンにしかなってはいけない、というわけでもない。


私は、IT企業という適性の全くなさそうな職場に就職したが、(そして絶対に向いていないと今でも思っているが、)

案外適応し、幸せに生きている。



メンタルを維持するために会社員という立場を利用するのは「あり」である。



もちろん、元来自分が持ち合わせた、一番秀でた能力は、会社では一切使わない。


だが、

朝決まった時間に起き、夜は寝る。

そうやって生活リズムが整うと、メンタルは健康になる。



そして、安定した収入が入ってくる。

これも精神衛生上非常に良い。



そんなわけで、私は多少「考える時間」が犠牲になろうとも、

メンタルの健康のために日々の家事や生活リズムを重視している。

3.INFPの特性を誇りに思い、大切にする

INFPのプライドというのは屈折している。



「感性なら誰にも負けないぜ」

と誇りつつ、

「でもそんなことが現実で何の役に立つというんだ」

という卑屈な思いがある。




このプライドと卑屈さをこじらせると、

「自分はどうせ社会不適合者だ・・・」

と、どんどん現実から遠ざかっていって、極論、山奥で絵を描きながらの垂れ死ぬことになる。




だから、ねじ曲がったプライドはまっすぐに戻してやる必要がある。




いいですか。

INFPの得意分野というのは、他のタイプが逆立ちしてもできないことです。



私たちは選ばれし者なのだ。神から才を与えられたのです。


そのことを、私たちはもっと堂々と正当に評価して良いのである。自負して良いのである。




実用性がないだとか、

現実味がないだとか、

そんな批判に一体何の価値がある?




実用的で現実的なものの、どこがそんなに美しい?



私たちは知っているはずだ。

私たちが創造するものは、

人の心を揺さぶり、喜びを与え、そして悲しみをも与えうる、

恐ろしい力を持つものだということを。




そしてそれは、誰にもできることではないということを。






こじらせる必要はない。卑下する必要もない。



多分、INFPの皆は深層心理では

自分が持つ感性や芸術性にプライドを持っているはずだ。




そして、それは正しい認識なのである。

比類なき感性に、もっと正当に自信を持たなければならない。




私たちINFPの持つ力とは、

まるで天から降ってきたものを自然と受け取るように

何もないところから「美」や「真実」を抽出したような芸術品を創り出す力。

私たちが持っているのは、そういうとんでもない能力なのだ。




たとえ現実と折り合いをつけ、現実を受け入れたとしても、

機械的な雑務に追われたとしても、

私たちの根本は私たちであり続けて良いのである。




心のままに夢を見続けよう。



これからの世界は、

その「何の実用性も現実味もない、しかし人の心を動かす何か」

を求める世界になるだろうから。




実用性ばかりにとらわれると、それはそれで人は病む。




INFPの作り出すものは、つまりあなたの見る「夢」は、

実は誰の夢よりも「リアル」で、

それだけに人を救う力を持つ。




こんなにくっきりとした「夢」を見ることができる、

そしてそれを表現する力を持つのはINFPしかいない。

バランスを保つこと

仕事や家事をする自分と、趣味に興じているときのどこか狂気的な自分。

感性と理性。

考える時間と、考えずにただ体を動かす時間。



要はバランスが要である。




やじろべえのように器用にバランスをとり、

INFPとして生まれたリスクをうまく回避しつつ、

選ばれしものとしての人生を最大限に謳歌しよう。




まあ、別に万が一どん底まで沈んでも、這い上がることができるから安心してほしい。

(経験者より)


INFPは幸福に対する感性もピカイチだから、きっと最後には幸せになれる。


INFPの私が会社員として適応した方法→INFPは社会不適合者?病みやすい?INFPの社会適応術

このブログの運営者

生きづらさの解消方法・幸せに生きる考え方・うつ病の治し方をお伝えしています。
過去にうつ病になり、考え方を変えることで完治させた経験あり。

典型的なINFP人間。
モットーは「自分の幸せを第一に生きる」。
現在会社員をやりながらADHDの夫と暮らしています。

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