INFPは社会不適合者?病みやすい?INFPの社会適応術

ネット上で、MBTIという性格診断(もどき)を行うと、

私はいつも「INFP」という結果が出る。

 

このタイプは

「一番病みやすい」だの「社会不適合者」だの(あまつさえ「年収が一番低い」とまで)言われがちで、

私は実際うつ病になったことがある。

 

 

でも、そんなことは、まったく気にしなくていい。

 

 

私は今では会社員として、幸せにストレスなく生きている。

私のような典型的なINFP人間だって、十分社会に適応して幸せに生きていける。

 

性格診断は、診断結果に落ち込むためにあるのではなく、

生きづらさを解消するために役立てるものだ。

 

この記事ではその方法をお伝えできれば良いと思う。

 


 

*目次*

INFPの思考力を生かす

INFP特有の生きづらさを解消する方法

人間は皆同じ、人間臭い人間

 


 

目次

INFPの思考力を生かす

INFPは思考力があるが、論理的思考が苦手?

INFPは、海のように深い感情を、一見穏やかな表情の奥に隠している。

自分の感情を把握する能力は高い。

 

しかし、論理的に思考し判断する能力は低いと言われる。

 

 

だからといって落ち込んでいるあなたへ、2つの質問をしたい。

①本当にそうだろうか?

②だから何なんだ?

 

 

①本当にINFPは論理的思考が苦手なのか?

確かに、INFPは弁護士には向いていない。

 

でも、飽くことなく誰よりも深く思考する力がある。

まるで底知れぬ深海に潜って行くように。

 

 

この思考力を「論理的思考」で補強してやると、INFPは最強になると思う。

 

気持ちが病んでしまいそうなときは、

「認知療法」を行ってみるのがおすすめだ。

 

認知療法を行うと、

漠然とした「悲しみ」「不安」「絶望感」などの感情が、

実は意外と論理的に説明がつく感情なのだと気付く。

 

人の感情には、必ず理由(根拠)があるのだ。

「なぜ自分はそう感じているのか?」

ということを突き詰めて考えると、自ずと答えは出てくる。

 

 

そして、「論理的に考えると、絶望する必要はないんだな」と気付くことができる。

 

 

一方で、論理的思考など気にせずに

感性と感情に溺れれば、芸術家になれる。

 

そういう道を選んでも良い。

でも、病むリスクを避けたいならば

「それはどうしてなのか?」「それは本当なのか?」

など、本質を突き詰めて考える癖をつけると良い。

 

INFPの思考力をもってすれば、

その辺の「何となく生きている人」には太刀打ちできないくらい深い人生哲学を構築することができるだろう。

 

 

②論理的思考が苦手だからといって、だから何なんだ?

論理的思考と一言で言ったって、どういう能力が求められるかは仕事によって異なる。

 

はっきり言おう。

苦手なことは得意な人に任せるが良し。

 

できないものをできないと受け入れることは、前へ進むことの始まりだ。

 

 

ポンポン口が回って屁理屈をこねるのが得意な人もいれば、

感情を交えずに緻密に論理立てて話す人もいる。

 

私は、自分はそうならなくていいと思っているし、そうでない自分ならではの良い点があると思っている。

 

 

あらゆる問題は、問題だと認識しなくなった時点で解消するのである。

 

INFPが生きづらさを解消する方法

とはいえ、INFPは確かに生きづらい。

私もそれに苦しんできたし、一時はうつ病にもなった。

 

しかし、バランスの取れた思考の癖を身につけることで、かなり生きやすくなった。

では、どんな思考の癖をつければよいか?

 

出来ること・出来ないことを割り切る。

INFPは、

初対面の顧客に人懐っこく取り入って契約をバンバン勝ち取る営業マンにはなれない。

 

遺伝子レベルで無理な話なのだと割り切ろう。

 

桜の花が「薔薇のように赤くなりたい」と願ったところで不可能なのだ。

 

 

「向いていない」「できない」ことは、割り切ろう。

「自分は元々こういう人間だから」と開き直っていいのだ。

「自分もああならなきゃ」なんて一切思わなくていい。

 

 

人々の中には、INFPの外面を見て

消極的すぎるだの、何を考えてるかわからないだの、元気な声を出せだの、もっと要領よく生きろだの、

いろんなことを言ってくる人がいるかもしれない。

 

でも、

「いや、私はこういう人間なんで。」

というスタンスでいていいのだ。

 

 

せめて姿勢だけでも胸を張って颯爽と歩いているだけで、周囲の見る目は変わる。

 

 

 

それから、意外と「自分にとって何でもなくこなしていること」が、

他人にとっては「すごいこと」である場合がある。

 

面と向かっては「ここがすごいですよね!」とは誰も言ってくれない。

だから、本人が一番気付きにくいのだ。

 

自分のの最大の長所は、自分では一番わからないもの。

つまり、あなたは自分で思ってる以上にすごいのである。

 

ただ、自分にできることを過小評価しているだけで。

 

他人との距離を保つ

INFPは、他人の感情に敏感で、他人との関わりで強いストレスを感じたり不安になりやすい面がある。

 

そのせいで、狭い教室に閉じ込められる学生時代には苦しい思いをする人が多いだろうと思う。

 

だから、大人になったら、周囲との距離感を保つようにしよう。

 

 

私は、うつ病を転機に、友人付き合いをほとんどなくした。

SNSも全くしないし、見ない。

休日はもっぱら、一人か家族と過ごす。

 

そのおかげで、心はいつでも平穏で幸せだ。

 

友人をあえて作らないことで、今の所デメリットは何もなく、ただストレスフリーな毎日が続く。

 

「友達がいないのは寂しい」「友達がいないのはおかしい」という言説は、

まるっきり嘘である。

ソースは私。

 

仕事が出来る人のやり方を真似する

INFPだからといって、

「自分は会社員には向いていない」なんて諦める必要はない。

 

しょせん、どの人間もそんなに違わない。

あなたも私もあの人も、所詮はただの人間臭い人間である。

 

 

つまり、「私以外みんなすごい」なんてことはないし、「私だけが唯一の変人」なんてこともない。

皆似たりよったりで、INFP以外の人も、実は大した人間ではないのだ。

 

 

だから、とりあえずはどっかの会社とか何でもいいので就職してみて、

ネットでも何でもいいので、仕事ができる人のやり方を調べて(できる範囲でだけ)真似してみればいい。

 

とりあえず返信は早くするとか、

この人の作る資料は超見やすいから作り方をパクるとか。

 

簡単な範囲でいいのだ。

 

 

※ちなみに病みそうな就職先だったら、うつになる前に辞めてね。

 

社会人は毎日全力ではなく平均6~8割くらいの努力でいい

生きづらいINFPは、常に精神がいっぱいいっぱいの状態で生きてきた人も多いと思う。

 

でも、社会では、常に100%で頑張る必要はない。

毎日100%の努力をしていたら、いつか疲弊して倒れてしまう。

 

出来るか分からないことに挑戦する瞬間と、

力を抜く瞬間をうまく使い分ければいい。

 

6割の自分を許そう。

ババ―と6割ぐらいのものを作って、上司に提出してみよう。

どうせどんなに頑張って「自分にとっての10割」に仕上げたって、

それが「上司にとっての10割」になることなんてない。

 

100点と思って提出してダメ出しされたら凹むかもしれないが、

6割のものにダメ出しされたところで、「しょせん6割だし」と割り切ってやり直せる。

 

そして、今やるべきことの7〜8割やったら家に帰ろう。

10割やらなくていいのである。

 

やり残しを許す力。

それがすなわち、ストレスなく生きる力である。

 

人間は皆同じ、大したことない存在だ

正直に言おう。

INFP以外の人間だって、別に大したことはない。

 

性格診断のように、人間を分類することの目的とは何か?

それは、本人に劣等感を抱かせるためのものでもなければ、他のタイプの人間を批判するためのものでもない。

診断者当人が、よりよく生きる手段として使うためのものだ。

 

正直、気に病むくらいなら、あんまりこの分類にとらわれなくて良いと思う。

 

 

人間は本質的には皆同じ。

ちょっとずつ良い所もあり、ちょっとずつ欠点がある。

誰しも、ただの、人間くさい人間だ。

 

他人と自分を優劣で見ることはない。

誰しもどんぐりの背比べである。

 

 

もし「自分はクズなのか」と悩んでいるのだとしたら、

この世の人間は皆クズなのだ。

 

 

INFPに幸あれ

最近私の職場でMBTIが流行っており、

意外とINFP社員が大量に居ることを知った。

 

あなたの周りの人も、意外とあなたと同じINFPかもしれない。

誰も彼も生きづらさに苦悩しているのかもしれない。

 

 

そんなINFPの同士たちに私が望むことは、

「幸せであれ」ということ、その一点だけだ。

 

私たちは、

大金持ちにも興味がない。

数字に囚われるのもまっぴらだ。

他人に勝つことにも執着しない。

 

 

この令和時代、

「幸福の形」のテンプレートが崩れつつある今は、

意外とINFPの時代が来つつあるのかもしれない。

 

社会が決めたものではない、

自分だけの幸せの追及。

 

 

自分の感情に敏感なINFPにとって、

一度「幸福」を突き詰めようとすれば、誰よりも幸せになれる。

 

 

現に今幸せな私は、そう思っている。

 

―――

こちらも→INFPが病まずに済む方法

 

このブログの運営者

生きづらさの解消方法・幸せに生きる考え方・うつ病の治し方をお伝えしています。
過去にうつ病になり、考え方を変えることで完治させた経験あり。

典型的なINFP人間。
モットーは「自分の幸せを第一に生きる」。
現在会社員をやりながらADHDの夫と暮らしています。

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