しがないOLが高級ブランドバッグを買ってみたら全く後悔しなかった

お出かけ用の、長く使える黒いバッグを探していた結果、

最終的に40万円以上するバッグを買ってしまった話。

↑この左上のやつ。

 

 

目次

意を決して高級バッグを買った決意とは

私は、しがない、どこにでもいそうなOLである。

 

 

高級バッグなんて自分らしくない、と思っていた。

ブランドロゴのついたものを私ごときが持つのは恥ずかしいと思っている。

(ブランドロゴのオーラに自分の存在感が完全に負けるので。)

 

 

でも、出会ってしまったのだ。

史上最高の美しいバッグに。

 

 

自分らしくない?

いや、そんなの関係ない。

 

自分の中に自分で限界を設けるべきではない。

 

このバッグは、そんな「自分に自分で限界を設けない」という心意気を忘れないためのものだ。

 

同時に、自分が「目指したい場所」の象徴でもある。

 

 

このバッグに似つかわしい自分になる。

形から入ったっていいじゃない。

 

だって今、私はすごく満足している。

後悔はまるでしていない。

 

高級ブランドバッグを買うまでの葛藤

高価なバッグを買うまでには

たくさんの葛藤があった。

 

 

別にブランドバッグが欲しかったわけではない。

私はただ、「一生をかけて、心の底から愛せるバッグ」を探していただけなのだ。

 

そしたら、出会ってしまった。

そしてそれがたまたま50万円近くしただけのことだ。

 

 

 

だけど、買うまでの葛藤は長かった。

 

本当に買っても良いのか。

何かすごく馬鹿なことをしようとしてるんじゃないか。

26歳(当時)が持つには不相応だろうか、せめて30歳になったときに節目の記念などで買うべきなのか。

もし買ったとして、数年後にはこのデザインがダサいという風潮になっていないか。

 

そもそも銀座のあんなラグジュアリーな路面店に入っていけるのか。

実際に店へ見に行ったとして、「小娘が背伸びして」と店員さんに内心バカにされたりしないか。

 

 

 

つまり、値段で迷っていたのではない。

「周囲からどう見られるか」を気にして迷っていたのだ。

 

そして、それに気づいてアホらしくなった。

素敵な物は素敵。

自分の給料で最高の物を手に入れて何が悪い。

 

 

正直、お金はあった。

給料は別に多くないが、あまりお金を使わない性格と生活スタイルなので、毎月お金は貯まるばかりなのだ。

 

気にしていたのは周りの目だけだった。

 

 

買った理由は、そのバッグが美しかったから

最初にも書いたが、

私は、ブランドロゴが付いたものを持たない。

なぜなら、その店の看板をぶら下げてるみたいで恥ずかしいから。

 

大きなブランドロゴのついたものを持ってサマになるぐらい強いオーラがある女だったら良いのだろうけど、

多分私がそういうのを持っても、サマにはならない。

 

 

今回見惚れて買ったバッグも、

目に見えるブランドロゴは無い。

よく見れば金具に小さくブランド名が彫られている。目を凝らさないと見えない。

 

バッグに興味がある人なら一目で「あのブランドのアレだ」と分かるものだけど、

そうでなければこのバッグが40万円以上するものだとはパッと見では分からないだろう。

 

 

バッグを買ってからは、

会社に持っていくには小さいので(あとあまり目立ちたくないので)、

もっぱら休日のお出かけ用に使っていた。

 

でも、しばらくして会社でも「中堅」的な立ち位置に入るにつれて、多少良いバッグを持って行くのにも抵抗がなくなり、仕事でも使うようになった。

(内勤なので、仕事中はバッグはほとんどしまっていて使わない。)

 

 

並みならぬ決心をもって買ったバッグ。

見るたびに惚れ惚れするデザインだ。

使わないともったいない。

 

黒のカーフスキンにゴールドの金具。

とてもシンプルで、軽い。

一言でいうと、美しい。

 

 

 

もともとこのバッグと出会ったきっかけは、ネット検索だった。

元々ラグジュアリーブランドには詳しくないのだが、

ネットで色んなバッグを見漁っていた時にふと見かけて、その写真があまりに美しく、心を奪われてしまったのだ。

 

そのあと公式HPで値段を調べて、口が開いた。

 

 

「このブランドだから」という理由で欲しくなったのではなく、

気に入ったものがたまたま高級ブランドバッグと呼ばれるものだったのだ。

 

 

ちなみに、買って後悔は1ミリもしていない。

なぜって、これを持つと背筋が伸びるから。

私を後押ししてくれるから。

 

だから、(雨の日以外は)惜しみなく使っている。

 

物を買うことは幸福度を高めるか?

それはそうと、

幸福度を高めるには、物よりも「体験」にお金を使った方が良いらしい。

 

それなら、高価な「物」を買うという私の行動は、幸福度を上げるにはさほど意味のない行為だったのだろうか?

 

……そうは思わない。

私は、「物」が幸福度をぐんと底上げしてくれることもあると思う。

 

 

何が自分を幸せにしてくれるのかは、自分しか知らない。

 

私は、自分が心の底から愛せると思うものだけを買う。

だから自分の所持品たちを愛しているし、

愛情を抱いた物たちに囲まれて生きるのはとても幸せだ。

 

 

このバッグは、私にとってたくさんの意味を持つ。

 

何の気後れもなくこれを持つことができる自分になりたい。(既にそんなに気後れはないけど)

この美しいバッグに相応しい人間になりたい。

 

まず外側を変えれば、中身も変化していく。

 

 

 

ブランド物に包まれたいわけではない。

所有欲にまみれた物質主義な人間というわけでもない。

 

ただ、自分が「最高だ」と感じたものを

自分で働いたお金で手に入れて過ごすことは、こんなにも素晴らしい。

そう思うだけだ。

 

 

「美しい物を作ろう」という気持ちから生まれた美しい物を「美しい」と感じ、そのものに触れる。

その価値に見合う相応の対価を払い、この手に抱く。

それはもはや物質主義ではなく、物が「精神」に触れて来るものだ。

 

 

それが愛するに値するものならば、

ユニクロのスカートだろうが

母に昔もらったティーンエイジャー向けの腕時計だろうが

私はいつまでも身につける。

 

そして幸せになる。

そんな自分が好きになる。

 

 

高級バッグを買うか迷っている人には、

心の声が「素敵だ」「この子を自分の物として愛したい」と告げる物なら買ってしまおう、と私は勧めたい。

 

作り手や買い手、誰かの思いが込められたものならば、

それは持ち主を良い方向に変えてくれる。

 

高級バッグを買うか迷ったら

もしも思い切って高いバッグを買おうか迷っている人がいたら、私に言えるのは一つ。

 

「自分の幸せのためなら、買うべし」と。

 

自分が心の底からそれを欲しているか。

逆に言うと、見栄やプライドを満たすためであれば、私なら買わない。

 

それを持って心が磨かれるか、それとも承認欲求にまみれてゆくか。

 

 

バッグにお金を使う時点で見栄のための買い物だろう、という声があるかもしれないが、そんな人はバッグについて何も分かっていない。

女にとってのバッグとは、分身だ。

自分自身の表現だ。

魂の入れ物だ。

それは言い過ぎだけど。

 

 

見栄や承認欲求で買ったバッグの場合は、値段と価値が比例するのかもしれないが、

私にとってはバッグは値段ではない。

だって100均で買った夏用のPVCバッグも、高かったバッグと同じくらい愛しているから。

 

 

そのバッグの値段にかかわらず、

「これを持つ自分自身でありたい」と思ったら、

そして、それを持って出歩く具体的な機会があるのなら、

買うべきだと思う。

誰が何と言おうと、買えるだけのお金を工面できるなら、不相応などではない。

(※リボ払いは駄目です。)

 

 

「私になんか似合わないかも」

「不釣り合いかも」

などという、自分が幸せになるのを妨げる内面の声は、ほとんど無視して良い。

そういう自分自身ではめた枷で、人間は不自由になっていく。

 

自分に巻きつけた鎖を解き放とう。

好きだと心から思える物を手に入れよう。

そして、それを手に入れた自分を好きになろう。

 

それって、自分で自分を幸せにする手段の一つだと思う。

 

 

銀座の路面店でブランドバッグ買ってみた体験

その高級バッグを買ったときの話。

 

バッグを買うときはめっちゃ緊張しました。

銀座の交差点の大きな路面店に入る勇気といったら。

 

チキンメンタルなので、何回も店の前を素通りしました。(不審者…笑)

 

店に入るまでに何日もかかりました。

 

あげく、まずは足慣らし…と、百貨店に入っている同ブランドのショップに行ってみた。

 

でも品揃えが少なくて、欲しいバッグが置いてなかったんです。

 

 

だからあのいかめしい店構えの路面店に入るしかなくなった。

 

入ってみたら、意外と気さくに店員さんに話しかけられた。

しんどいのは最初の敷居だけですね。

 

 

事前にネットでものすごく吟味して、

買う物の目星をつけていたので、すぐにどれを買うか決まった。

「決断早いですね!」と店員さんは笑っておられた。

 

持ってみたら見た目よりも意外と軽くて、

表面の革はなめらかですべすべで、

「はぁ〜〜〜」と感嘆が漏れる代物。

 

 

夏のことだったので、水を出されてソファでお会計を待ちました。水を出されるバッグ屋さんに来たのなんて初めて。

 

近くのソファには、私と年齢の近そうな女の子とご両親が。

お父様が買ってくれるらしい。お嬢様ですね。

 

店員さん、お父様をソファにいざなって

「水かシャンパンがございます」とのこと。

 

シャンパン!

やはりお客の風格によって待遇は違いますの。

 

 

という感じで、少し落ち着かない気分のまま無事お会計。

紙袋がでかいし、目立つ。これで下町の自宅まで電車で持って帰るの、ちょっと恥ずかしい。

普通はこういうのを買う女性というのは、迎えの車があるか、タクシーで帰るんだろうなぁ。

 

…でも、誇らしかった。

 

もちろん、店にいたあのお嬢様のように、ご両親が買ってくれる物にも格別の思いがあるでしょう。

 

でも、仕事をして、ボーナスもらって、

自分のお給料で自分史上最高のバッグを買うことが

こんなにもこんなにも誇らしくて背筋が伸びるような思いがするものだと、

私はこのとき初めて知ったのです。

 

 

そんな感じで、私のクローゼットに無事そのバッグをお迎えいたしました。

 

高級ブランドバッグを数年使ってみた感想

追記。

この記事を書いたのは買ってすぐの時だったが、数年経った今でも大活躍している。

 

仕事では黒い靴を履いて行く日は(雨の日以外)毎日持っている。

お弁当が入らないサイズなので、別の黒いランチバッグと2個持ちである。

 

 

いまだにちょっと気後れして、あまり「ドヤ」感のないようにさりげなく持つように意識してしまう。

けど、だいぶこれを持つ自分にも慣れてきた。

 

 

色やサイズ違いは見たことがあるけれど、

今まで一度も同じものを持った人とすれ違ったことはない。

 

 

買ったことへの後悔は、やはり一ミリもない。

 

このバッグを持つと、なんというか、「完璧」になった気がしてしまう。

日々のコーディネートを完成させてくれるのだ。

足元がたとえGUのブーツだとしても、そのブーツもいつもより素敵に見える。

 

 

それに、手触りが良くてよく撫でさすっているからか、革の表面に良い感じに光沢が出てきて、ますます愛おしい。

 

 

家では、部屋の棚付きのパーテーションに飾っている。

素敵な物はできるだけ視界に入れておきたい。見るたびに充足感がある。

 

 

いやもう本当に、このバッグを見ながら酒が飲めます。

 

私は、良い物を買うと、それを見ながら酒を飲める。

すごく良い気分になる。

持っているだけで幸せ。買ってよかった。

 

 

うん。思い切って買った私を褒めよう。よくやったと。

 

今後も、このバッグを買って後悔することは無いでしょう。

これからの人生、長く私の良き相棒となってくれることでしょう。

 

いつか娘でも生まれたら譲り渡せるくらい、大事に綺麗に使いたい。

 


 

自分の幸福を第一に生きる会社員(OL)の人生観:

好きな色の服を着ると幸福度が上がって人生も変わった話

OLのストレスフリーな昼休みとは、公園でお弁当を食べること

会社に着て行く服のマイルール【銀座OLのオフィスカジュアル】

このブログの運営者

生きづらさの解消方法・幸せに生きる考え方・うつ病の治し方をお伝えしています。
過去にうつ病になり、考え方を変えることで完治させた経験あり。

典型的なINFP人間。
モットーは「自分の幸せを第一に生きる」。
現在会社員をやりながらADHDの夫と暮らしています。

目次