去年ぐらいに、浮気とか不倫について考えてたので、それを思い出して書きます。
まず、どこからが浮気かは人によって違う。
私は、なんか彼氏がいたらあんまり他の男性と仲良くしてはいけないのかと思って、
LINEとかも男性にはあえて素っ気ない（他人行儀な？）感じにしてしまう。
でも彼は普通に女性と（仕事上の相談事らしいけど）長電話とかしてた。
なんじゃーいと思って、当時は悲しい気持ちで会社の昼休みに公園をひたすら歩きながら、物思いにふけっていました。
で、なんでこんなに不安なのだろうと思って、よく考えてみると、
自分にも浮気心の種っていうのがあるからなんですね。
自分の周囲にも「男」を妙に感じさせる人というのはいたりするし、
それを彼にも投影してしまうんですね。
彼の周りにだって、どうしても「女」を感じさせてしまうような人がいてもおかしくない、と。
で、自分の中で「これをしたら“その気”があるってことでしょ？」のラインがある。
それは自分でなかなか変えられないし、まして他人に押し付けるものでもない。
そこはもう割り切るしかない。
自分で決めたのなら、「あなたばっかり自由に振る舞ってずるい！」と言う資格はない。
彼が遊んでばかりで不満なら、我慢するか、自分も遊んで発散するか、彼と別れるかしかない。
まあでもお互いのラインについて予め話しておくのは良いと思う。
ちなみにうちは異性と二人で出かけたらアウトのよう。
それでも、不安はなくならない。
それは、過去の彼の発言のせいだった。
浮気したら別れると私が言ったら、「別れるリスクを犯してまで浮気なんてしない」と言われたのだった。
ん？
じゃあ私が「浮気しても別れない」と言ったらするのか？
絶対にバレるリスクがなければするのか？？
大事なのはそこじゃない。
一線を超えるか超えないかの選択を迫られたとき、人が考えるべきなのは
「バレるか、バレないか」
「バレたら別れることになるかどうか」
ではなく、もっと手前の次元、
「こんなことをしたら愛する人を傷つけてしまう」という問題ではないのか？
…。
愛する人を傷つける行為をしてはならない。
なぜなら、それは愛する人を傷つける行為だから。
浮気が駄目だという価値観の本質はそこじゃないのか。
愛する人を失うか失わないかの話はただの結果論。
浮気した時点で、あなたは愛する人の心をめった刺しに損壊する行為を犯したことになる。
それをわかっていてほしかった。
でも当時はとっさにそこまで考えが至らなくて、話せずじまいだった。
だからもやもやしていたのだ。
だから私も、もし何かの弾みで何かが起きそうになったら、愛する人の気持ちを想像するのだ。
そして、そのこの状況がその人をぐちゃぐちゃに傷つけるに値する状況なのかどうかを判断するのだ。
相手の気持ちを想像することで、倫理的に正しい答えが腑に落ちる。
ということは…
逆に、想像力がない人間は、自制できない。リスクを恐れない限り。
そこまで考えて、思った。
他人の行動を自分がどうこうできるわけでもない。
他人が何をするか、何をしないかなんて分かるわけがない。
分かるわけがないことを考えても意味がない、と。
今では当時の不安は薄れています。
でも可能性はいつでも近くにある、と覚悟はしている。
浮気心のない人間なんていないから。自分も含め。
それにしても、自分がこんなに嫉妬深い人間だとは知らなかった。
彼が女の子と話しているともやもやしますね。自分に自信がないから。
いよいよ人間臭いな。
自信がほしい。
それには、彼からの愛で自分の価値を確かめるのではなく、
自分で自分を心底、溢れるぐらい愛してあげようと思う。
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