【PMS対策】イライラする自分を許す。認知療法もおすすめ

PMDD(生理前うつ)は治ったものの、

PMSのイライラの症状が

生理前日などに一瞬顔を出すことがある。

 

(PMDDはもっと重症→PMDDとは生理前うつ。その症状と治し方の体験談。

 

目次

私がやっている生理前のイライラ(PMS)対策

私の今のPMSは軽微なもので、

仕事中や一人でいるときは症状はない。

 

どうやら、甘えられる(=不機嫌をぶつけてもいい)相手がいると、

私はイライラしだすのである。

 

 

ということで、

私の不機嫌の被害者は

もっぱら同居中の彼氏である。

 

 

生理前だからという理由を伝えておいた方がいいような気がするので、

スケジュール共有アプリに、開始予定日に「月」マークを入れてみる。

 

すると、「(彼)もこの予定に参加しました」という通知が来た。

彼は一体何に参加するつもりなのだろう?笑

 

 

 

――それは生理10日ほど前のこと。

目に見えて「食欲が増してきたな」というのがわかる日が来る。

そうなったら私は対策を始める。

 

具体的には、

・あえて食事をしっかりと多めにとる(下手に我慢すると反動で間食が増えるため)

・ただし食事の内容は、野菜・大豆製品をふんだんに取り入れる

・間食はチョコなど油脂が含まれたものではなくお煎餅(肌が荒れるため)

・スキンケアをしっかりする

・ゆとりを持って仕事する

・やらなければいけない雑務は先に済ませておく

 

など。

 

これらを意識する月としない月では

目に見えてPMSの度合いが違う。

 

 

今月は、

豆腐チャンプルーや揚げ出し豆腐、野菜煮込みなど

我が家の食事担当が偶然にも「PMSに良い」食材を取り入れてくれた。

だから症状が軽く済んだ。

 

間食もあられや煎餅ばかりだったので

肌荒れもない。

 

 

そうやってある程度改善させることはできる。

しかし、決して100%にはならない。

 

どうしても、わずかにでも情緒のブレが起きてしまう。

 

PMSで生理前にネガティブになることもある

多分ホルモンバランスの影響で、

心がしくしくと痛む月があったりもする。

 

何か胸が痛いけれど、理由が分からない。思い悩む事などないはずなのに。

 

不完全な1日を過ごしたと感じる。

やらなくちゃいけないのにやっていないことがあると、憂うつさが増し増しになる。

 

だから、雑務(公共料金の支払いとか)は生理前までに済ませておくに限る。

 

 

幸せに飽きて、心が悲しみたがっている気がする。

楽しいことに飽きて、心が沈みたがっている気がする。

綺麗に洗濯をして、身体を洗って、布団を畳むことが億劫で

汚くなりたいと思っている自分がいる。

 

張り詰めているか、ぐったりしているか

そのどっちかしかないみたい。

 

交感神経と副交感神経。

どっちかがやりすぎると片方もやりすぎる。

 

 

……そんな危うい状態のまま放っておくと、PMDD(生理前うつ)に悪化するリスクがある。

 

ではこういったPMSの症状を根本的に解決するにはどうすればいいか?

 

PMSは(PMDDも)認知療法で根本的に解決!

生理前のイライラを本気で、根本的に解決したいなら、

私なら「認知療法」をするという一択です。

 

ニンチリョウホウ?何それ難しそう…

 

認知療法とは、うつに有効な心理療法です。

怪しげなまやかしじゃなく、論理的に「思考の偏り」を正していくものです。

 

うつだけでなく、不安や怒りなど、負の感情を整理して解消するのに非常に役に立ちます。

 

例を挙げてやり方を簡単にご説明します。

(※ここで説明するのは簡略化バージョンです。

正しい手順はこの本に沿ってやってみましょう!私のバイブル:

「うつと不安の認知療法練習帳 [増補改訂版]」(D・グリーンバーガー 著/C・A・パデスキー 著/大野 裕 監訳/岩坂 彰 訳)

※Amazonの商品ページに飛びます)

 

こういう場面を想定します。

女性が仕事場の愚痴を彼(旦那)に話しているのに、

彼はゲームをしながら「うーん」と生返事。

彼女は「私が話してるのに!キーッ!」

というシチュエーション。

 

まずは紙とペンを用意します。

 

①自分が感じた負の感情を書き出す。

・怒り

・悲しみ

といった感じに。

②①のような感情を感じたのは、どういう事実があったからでしょうか?

①のように感じた理由となる出来事を書きます。

 

×彼が私の話を真面目にきいてくれないから

→と書くのは間違いです。

 

「真面目に聞いていない」というのは女性の主観です。

事実としては「彼がゲームの画面から目を離さずにふーんと言った」ということだけです。

だから正解の書き方は、

○話しかけた時に、彼がゲームの画面から目を離さずにふーんと言った

 

③ ②の事実を受けて、なぜ①のような感情を抱いたのでしょう?

どのように考えたから①のような気持ちになったのか?を考えて書きます。

 

・彼が私の話を真面目に聞いていないと思ったから

・私のことをないがしろにされたと思ったから

・彼にとっては私の気持ちなんかどうでもいいんだ、と思ったから

 

複数書き出して、その中で一番①の感情を強く引き起こす考えを選びます。

要は、一番嫌な考えを選ぶのです。

ここでは3番目にしたいと思います。

 

④ ③を否定する事実を書き出す。

③で選んだ「彼にとっては彼女の気持ちなんかどうでもいい」という考えを否定する事実を書きます。

なかなか最初は思いつかないと思いますが、無理やり書いていきましょう。

 

・彼は私を喜ばせるため日常的にデートを提案したり料理を作ってくれたりする。

・彼は毎日1回は私を抱きしめてくれる。

・彼は私が笑顔を見せたり、「嬉しい」「幸せ」と言うと笑顔になる。

・彼は私が泣いているときは優しく頭を撫でてくれる。

・そういえば今日家に帰った時に「疲れた!」と言った時に「お疲れ様」と笑顔で返してくれた。

・さっきもココアを淹れてくれた。

 

どんな些細なことでも書き出してみましょう。

多ければ多いほど良いです。

こう見ると、彼はとても彼女の気持ちを大事にしていることが分かります。

 

それでも彼女はダメ押しで、

「ねえ、さっき生返事したから、私の気持ちはどうでもいいと思っているように見えたけど、どうなの?」

と彼に聞いてみました。

すると彼は「どうでもいいわけじゃなくて、ゲームに夢中なせいであまり話に集中できていなかった。ごめん。大事な話だったの?」と言いました。

 

・彼は私のことをどうでもいいと思ったわけではなく、ただゲームに夢中だった

・彼は私の「話をちゃんと聞いてほしい」という思いを理解していなかっただけだった

(ここで、「私よりゲームが大事なの!?キーッ!!」となったら、またその時の感情について①から手順を踏んでみてください。)

 

⑤ ④までのメモを根拠に、バランスの取れた考え方を身に着ける

④を書いた時点で、だいぶ感情は収まっているかと思います。

最後に、今後②のような出来事があった際にどのようなバランスの取れた考え方をすればいいかを書いてみます。

 

・話しかけるタイミングが悪かっただけで、彼は私のことを大切に思ってくれている。

・「真面目に話を聞いてほしい」という意図は、ちゃんと言わないと伝わらないようだ。(男は察してくれない!)

・ゲームの最中に話しかけるのは、彼の時間を邪魔してしまう。

・いつも私の話を最優先で聞いてくれと強いるのは自己中心的な考えだ。

 

さらに彼女は、今後彼にグチりたいときの話しかけ方を改善するようにしました。

「ねえ、今話しかけていい?

仕事の愚痴を言うだけだから、ちゃんと話を聞いて同調してくれたらそれで気が済むんだけど。」

女性同士では愚痴の聞き方には暗黙の了解があるけれど、

男性には、ここまで言わないと分からないのです。

 

その後、彼と彼女の間には

「彼が話をちゃんと聞かないせいで彼女が怒る」という問題はなくなったそうです。

 

イライラする自分を否定せずに許容する

それでもどうしても、とくに生理前日などは、

彼の言い方に「棘」を感じてしまったり、

険のある話し方になってしまったり、

口数が少なくなったりする。

 

 

涙もろくなったりもして、

明らかに「あーホルモンバランス乱れてるなぁ」と実感する。

 

 

そんなときは

「自己否定」しないように

「自己嫌悪」に陥らないように気をつける。

 

「これも私」と受け入れる。

 

 

最近だと、

彼に対して口数が少なくなる自分に対して

「あー今私は彼に甘えてるんだなー」

「彼に心を許してるからこそ甘えてしまうんだなー」

と他人事のように捉えて

「かわいいやつめ」

と自分に思うようにしている。

 

実際、

二人の間に大きな問題がなければ

「かわいい不機嫌」で済むのである。

 

※逆に二人の間に問題が潜んでいる場合は、

この時期に重大な問題として表面化してしまう。

ある意味、その重大な問題について話し合うチャンスでもある。

 

私もこのネガティブ期をチャンスと思って、

真面目な話題(収入とか、収入とか、収入とか)を彼と話し合ったりしてきた。

 

 

 

考えてみれば、

子宮の中で盛り上がった血の塊(赤ちゃんのクッション)を

ベリベリベリベリ剥がし落とす準備を体内でしているのだから、

心身に大きな影響がないはずがない。

 

 

明と暗をゆらゆら揺らぐ、その両方が私を作っている。

そして私は、「暗」の方の自分も好きである。

 

 

私の中に「楽観的な自分」しかいなかったら、

今のようには成長しなかっただろう。

 

例えば彼との間に横たわっていた問題をずっと先延ばしにして、

胸の底に疼かせたまま、

いつか関係は壊れていったかもしれない。

 

「暗」の方に揺らいだ自分がいたからこそ、あのとき

「これこれこういう理由で、今このままあなたと付き合っていいのか分からなくなってるんです」

とぶっちゃけることができたのだから。

 

 

PMSのイライラ期が来ても、

「こんなの私じゃない」とは思わないことだ。

「これも私なのだ」と受け入れてみる。

 

どっちが本当の私? ……どっちも私。

 

 

誰かに八つ当たりしてしまうときは、

八つ当たりして甘えられる相手がいることをありがたく思おう。

 

そして、気ままな自分を「かわいいやつめ」と受け入れてやろう。

 

 

 

波一つ立たない姿は、ただの美しい絵に過ぎない。

女はなぜか、そんな美しい絵になりたがる傾向がある。

 

 

しかし、私は絵ではなく、

女の体に生まれた人間なのだ。

 

 

揺らぎ。つまり「生きること」を

自分自身が認めてあげることができれば、

この世に敵はいないのである。

 

このブログの運営者

生きづらさの解消方法・幸せに生きる考え方・うつ病の治し方をお伝えしています。
過去にうつ病になり、考え方を変えることで完治させた経験あり。

典型的なINFP人間。
モットーは「自分の幸せを第一に生きる」。
現在会社員をやりながらADHDの夫と暮らしています。

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