うつ病の治療は自分を幸せにする方法を学ぶこと=幸福への近道



うつを癒していくことは、

自分で自分を幸せにしていく方法を学ぶこと。



うつ病が治ってゆくということは、自分が幸せになっていくことと同じ。

目次

うつ病の治療とは、幸せホルモンを増やすこと。

「病気の治療」とかって聞くと、

なんか注射とか打たれて痛かったり、

不愉快な検査に耐えたりしないといけないような、

マイナスのイメージがあるかもしれないが。




うつ病に限っては、それはない。


むしろ逆だ。




うつ病の治療とは、「しんどくない生き方をする」ことだ。

「楽な生き方」をすることだ。

「幸せを感じやすい生き方」をすることだ。




つまり、うつ病を治していく道というのは、

パラダイス人生へと歩む道のり
なのである。




うつ病の症状とは、「不幸な気持ち」である。

つくづく、ひどい病気だと思う。

不幸になる病気て。

どんな呪いだよ、と思う。




でも、科学的には、セロトニンという脳に幸せを感じさせるホルモンが減って起こる病気らしい。
(めっちゃざっくり言っているので、厳密には違うかもしれません。でも大体そんな理解で良いと思う。)

つまり、幸せホルモンが減るから、幸せを感じられなくなり、不幸せな気分になるということ。

ということで、うつ病というのは、呪いでも何でもないらしい。





だったら、そのセロトニンとかいう、幸せホルモンを増やせば、幸せに戻るんじゃね?

その通り。




だから、薬を飲んで、セロトニンがめっちゃ減ってる状況を改善してやったり、

日光を浴びるなどして、セロトニンが出やすい生活をしたり、

心の負担になっているもの(罪悪感とかストレスとか)を極力取り除いて、セロトニンが出やすい状態にしたり。




といったことで、幸せ度を上げてやる。それがうつ病の治療だ




これも、魔法でも何でもない。治療なのだ。





幸せになることが、治療になる。

幸せになる=うつ病が治る。これはイコールで結ばれている。




うつ病は、自分を幸せにする方法を学ぶチャンス

うつ病になっても、絶望しなくていい。

なぜなら、普通に治るし、

その後の人生の幸福度が、むしろうつ病になる前よりもアップする可能性が高いからだ。


それは何故か?


理由は、

うつ病を治すためには、「幸福度を感じやすい考え方」にシフトせざるを得ないからだ。

筆者の経験

私もかつて、うつ病で絶望のどん底にいた。

だけど、ぎりぎりのところで思いとどまった。 

 

 
精神のどん底も経験した。




どん底とは、

「死にたい」である。



この苦しみがいつまで続くか分からずに、眠れない夜も、

とりあえず明日何がどうなるかは分からないから、

とにかく生きていよう、と思って、

この世に踏みとどまった。

 

どん底を経た人間はどうなるか。

 もはや捨てるべきものが何もない。

これ以上の絶望はありえない。

 

・・・ならば。

変わるか、それとも、人生を終わらせるか。

 
その二択に行き着いた。

ここで「人生を終わらせる」を選ぶ人だって、いるだろう。

重いうつ病は、それくらい辛く、苦しい。
 
 私はその苦しみを否定しない。


だから、

「うつ病になることは、幸せへの近道ですよ!」なんて大々的には決して言えない。

 

 …しかし、私は「変わる」ことを選んだ。

 

あの時どん底まで落ちからこそ、

私はこれまでの自分の考え方を捨てて、

「変わる」決意をした。

 
頑張ろうとするのをやめて、

理想の自分でいられないことを思い悩むのをやめて、

自分の今の幸せを第一優先」に生きようと決意した。

 

あの苦しみを二度と味わいたくないから。

 

うつ病を経験して、

私が生きるうえでの第一優先は

「私自身を二度と不幸にしないこと」に変わった。

 
他に何を捨てても、

自分が心穏やかに、幸せな気持ちで過ごすために

ただそれだけのために、

ありとあらゆる手を尽くした。

 

 
勉強?しなくていい。

家事?しなくていい。

就職?考えなくていい。

ニュース?見なくていい。

朝?起きなくていい。

夜?眠れなくていい。

今?何もしなくていい。

 
息をするのが楽になった。

 「生きるって、こんな楽でいいんだ

皆、こんな楽な気持ちで生きてたんだ

と、初めて知った。

「人生は基本的につらく苦しいもの」だと思い込んでいた心の目から、鱗が落ちた。 

 この時に身に着けた、「自分の幸せを第一優先にする考え方・行動」は、

今ではすっかり沁みついて、私の幸福度がかなり高いレベルでずっと維持されている。

 

 
うつを治していくことは、イコール

人生の幸福度を上げていくことだった。

幸せに生きる考え方の紹介

このブログでは、

うつ病を治す過程でも、

さらにその先、うつ病が治ったあとの人生にも役に立つような、

「自分の気持ちを幸せにする考え方」を紹介している。

▼記事の一覧はこちら

どうか、これらを実践してみてほしい。



きっと、薬を飲むだけよりも、

こういう「うつ病になりやすい考え方を治す」というのをあわせて行った方が、うつ病は早く良くなる。




そして、再発の可能性もかなり低くなる。




そして、その時に知った「幸せに生きる考え方」は、それ以降の人生でもずーっと役に立つ。

自分自身の力で、ずっと幸せな気分を維持することができるようになる。

 

 タナボタを期待しなくても、

誰かに幸せにしてもらおうとしなくても、

自分で自分のご機嫌が保てるようになるのだ。

そうなれば、人生、割と無敵である。

うつ病の治療をチャンスに変えて

もちろん、「幸せになるために、一旦うつ病になろうぜ!」

と言っているわけではない。



あんな苦しい思い、本当は誰もしない方が良い。

悪化すると、最悪の方に至るケースもあるから。





だけど、うつ病になる人は、ゼロではない。

だから、もしうつになってしまったなら、私はそれを「幸せに生まれ変わるチャンス」だととらえたい。



多分、人間、うつ病に陥ったり、何かとんでもない事態に陥らない限り、

「自分の考え方を根本的に変えよう」なんて本気で決心することはできないんじゃないだろうか。




だって、別にそのままでも死なないし。 

考え方を変えるなんて、簡単じゃないし。

これまでの自分を否定するみたいで、正直気乗りもしないし。

 
その結果、

まあ人生、嫌なこともあるけど、たまに良いこともあるよね、

ぐらいの「そこそこの人生」を歩むなんてこともあるだろうと思う。

 

うつ病にならない人生 →そこそこ

だとしたら、

うつ病から回復した人生 →どん底からの、めちゃくちゃハッピーハッピー




ということで、最後に幸福度が高いのは、後者であるという説。

※もちろん、わざわざうつ病にならなくても、元々幸福感度が高い人もいっぱいいます。






うつ病は、それ自体は苦しいけれど、治療をしていくうえで

「自分の考え方を根本的に変えなきゃいけないかも」と思わせてくれるチャンス。

幸せな考え方を身に付ける人生最大のチャンス。


私は、大きな声では言わないが、そう思っている。

自分で育てた幸せは、逃げていかない

幸せは、地味で小さなことの積み重ねだ。

棚ぼた的に、宝くじみたいにドーンと手に入るものじゃない。

 

「幸せすぎて怖くなる」なんて言葉をたまに聞くが、

その不安は、「こんな幸せ、自分の身の程を超えているんじゃないか」という「不相応」な感覚からくるものだ。

そこには、「この幸福は、いつか手元から消えてしまうんじゃないか」という不安が伴う。

一方で、自分の考え方や、自分の行動によって、自力で積み上げてきた幸福感は、

不安や恐怖を一切伴わない。

そこには、穏やかで温かな幸せだけがある。


 「そうだよね、だってこれだけやってきたんだもの。これくらいの幸せ、受け取っていいよね」

という納得感が伴う。

そしてその幸せは、逃げていくことはない。

なぜなら、幸せの種を自分で植えて大事に育ててきたものだから。

自分で根本から引っこ抜こうとしない限り、逃げてはいかないのだ。

 

 
幸せというのは、手に入れるものじゃなく、どこかから落ちてくるものではなく、

育てて、メンテナンスして、維持していくもの。

 

 うつ病の治療、心理療法を通して得られるのは、

そういう「確かな幸せ」を手に入れる方法だ。

人生全体の幸福度を底上げする方法だ。


▼例えばこういった考え方を身につけること。




・・・と、そんなことやこんなことを、

うつ病を経て幸せになれることを、

今苦しんでいる人に伝えたい。




大丈夫だよ、と、伝えたい。



だからこのブログを書いている。

あのときの気づきを忘れないように書き記す。



もしこの先、私が何かしらの理由で病んだときには、読み返そう。







 大丈夫、あなたは幸せになれる。
 



癒していきましょう。

私たちは生きて、幸せになって良いのだから。


 


▼気になる記事があればどうぞ

このブログの運営者

生きづらさを解消し、幸せに生きる考え方・うつ病の治し方をお伝えしています。
過去にうつ病になり、自分の考え方を変えて完治させた経験があります。

MBTI診断でいう典型的なINFP人間。
モットーは「自分の幸せを第一に生きる」。
現在会社員をやりながらADHDの夫と暮らしています。

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